大槌町を花いっぱいにしよう計画5月行動報告

5月2日、1日午後3:00にトラクター組(椎名・富永)が出発した。同日午後5時に根本バンが杭やハツリ発電機など道具類を搭載して出発した。GWで高速の混雑が心配されたが、まだ混雑も見られず、順調に進んだ。根本バンは、2時間遅れの出発だったが、前沢SAで合流し、花巻JCT経由し東和で高速を降りた。そのまま遠野、釜石、大槌町に11時ごろ到着しました。3人で桜木町ファミリーショップ八幡の2階へ泊まらせていただいた。2日朝7時起き、食事して8時過ぎには運動公園へ出かけ、早々に作業開始した。運動公園にはスクールバスの出入りがあり、どんどん駐車してくる。バスは花壇へ遠慮なくお尻を突っ込んでくるので、あわてて運転手に説明しお願いする。運転手が毎日代わるというので、これも大変なことだと悩む。なんとか教育委員会が理解してくれなければうまく行かない。
現場では、3月に置いた土嚢が散在し、まずはこれを片付けなければ事が始まりませんでした。200個の土嚢回収を3人で始めました。30分もすると土嚢を端へ移動でき、肥料を60Kg散布してトラクターが入りました。トラクターの後には、大きな石ころがゴロゴロ転げ、2人で石ころを拾うことが始まった。かなりの重労働でした。土嚢もマストの裏へ移動し返却して午前中の作業は終了した。お昼は仮設商店街の「めん八喜」で磯ラーメンと餃子でした。
ここで2人が帰路に着いた。午後からは1人の作業でバスが我々の作業を邪魔しないよう。境杭を打ち込んだ。5時過ぎまでヘロヘロになり、八幡ショップへ転がり込んだ。

5月3日、朝からどしゃ降りで、気が重かったが、8時半には出かけた。一台のバスが昨日打った杭をなぎ倒していた。現地の人に理解してもらうには、なかなか困難だとこの先行きを憂うる。
次の部隊が来るまでに、区画用の仕切り紐を図面から読み取り用意する。9mx10本、3mx11本、6mx10本、、、などどんどん作る。途中、八幡幸子さんが手伝いに来てくれた。嬉しかった。こういう行動は回りからなかなか理解されずに孤独になりがちだが、現地の人の理解はこの上なく嬉しい。
ボランティアと現地人(被災者)の関係はそろそろ相互作用的にならないと感じる自分である。
11時、後続部隊(立川、立川、平山、杉森、小祝)が到着した。昼にはまだ時間があるので、ここで区画作りをしてもらうことにした。朝に作っておいた紐が絡まりちょっとトラブッたが、12時半ごろまでには、区画が仕上がった。
昼食は八幡さんのところでご馳走になった。体も冷え疲れていたので丼飯も平気でした。遠野で食事してきた草野親子がこの昼休み中に到着した。これで午後の作業は8人で出来る。
午後になっても、雨は相変わらず厳しく降っている。防寒と防水をしっかりして、午後の作業に取り掛かった。トラロープを張る50cm杭、カラス避けのテングスを張る90cm杭を40本、60本打ち込んだ。手でやるとたいへんな作業だが、ハツリ機を使うと作業効率は格段と向上した。4時過ぎには杭打ち、区割りなど綺麗に出来上がり、明日を待つのみとなった。
体も冷えたので、ホテル・シーガリア・マリンに移動しチェックインし、お風呂で体を温めた。5時半には八幡さんに予約してもらった呑兵衛横丁「お恵ちゃん」に移動し、慰労会を始めた。用意した食べ物をほとんど食い荒らし、最後はラーメンで仕上げた。疲れもあり、すぐに眠りに着く。

5月4日、昨日からの雨は止まず、朝からどしゃ降りです。ホテルを8時に出発した。八幡ショップにむかったが、桜木町への道が灌水し、根本バンしか通行できず、他車は運動公園に向かった。根本バンはテントを3本積み込み運動公園へ向かう。運動公園は湧水池が満杯になって今にも溢れそうな状態。駐車場も一部くるぶしを超えるほどの水溜り、花壇の中は水溜りができて、小川が出来ている。とても種を植え付けられる状態ではありませんでした。昨日の状況であればなんとかできると思ったのですが、これでは種も流れてしまうと判断し、大槌町のボランティア130人のドタキャンもあり、中止を決断した。さあどうしようと悩んだが仮設の学校の方を見ると明かりがついているではありませんか。誰かいないかと早速駆け足で行ってみた。
職員室に3人の先生がおり、ヒマワリの種の事情を話しました。たまたま中学の理科の小野寺先生が興味を示してくれ、現地を見学し授業に使うと約束してくれました。臨時贈呈式を車の後ろのドアを跳ね上げ屋根にして、雨を避けながら行いました。
雨にたたられ、何とかここまで来ました。ボランティアの力を借りるには抵抗があったが、最後は現地の人にやってもらうという最初の願いが叶う形になり、思いがけない結果にちょっと安堵しております。後は花壇が荒らされず、ヒマワリが安全に成長することを願うばかりです。お盆ごろには満開になっていることを願い、またその頃訪れようと楽しみにし、報告とさせていただきます。この度、金銭面と遠路わざわざ駆けつけてくれた仲間たちに、心から感謝申し上げます。
この熱い仲間のつながりはライオンズそのものです。

配付資料
1)大槌町を花いっぱいにしよう計画5月
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2)大槌町種蒔箇所
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3)5月4日次第
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